概 要

三重用水土地改良区

  • 所在地
    〒512-1205 三重県四日市市平尾町2765-3
    TEL:059-326-8166 FAX:059-326-8167
    MAIL:sunyoudo@quartz.ocn.ne.jp
  • 設 立
    昭和41年8月8日(三土耕区第300の317号)
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    7,312ha(田:5,410.0ha 畑:1902.0ha)
  • 総 代一覧はこちら
    50人(定数50人)
  • 理 事一覧はこちら
    25人(定数25人)
  • 監 事一覧はこちら
    3人(定数3人)

沿革

三重県北勢地方の鈴鹿山麓より伊勢湾にわたる広大な農業地帯の水田は、地区内の中小河川、集水暗渠、ため池などを水源としていたが、いずれも水量が乏しく、安定して取水できる水源の確保に迫られていた。
 その上、山麓の畑地帯は、県下有数の茶、花木の生産地であるが、全く水源をもたず天水に依存せざるを得ない状況であった。
 また、この地方の産業の発展にともない、都市用水の需要も著しく増大し、その充足も緊急の課題となっていた。
 このため、昭和25年頃から農業用水の確保とともに、水道用水、工業用水を併せて供給する三重用水事業が三重県で構想され、これを契機として農林省の調査が開始された。同時に地元では事業の促進を図るため、昭和26年に三重用水改良事業期成同盟会を発足させ活動を開始した。
 これらの変遷を経て昭和41年国営三重用水事業が着手され、同年に三重用水土地改良区を設立した。
 一方、昭和36年水資源開発促進法が制定されて事業が水資源開発公団(現水資源機構)により実施されることになり、昭和46年農林省から水資源開発公団に承継され、工事を開始し、二回の計画変更を経て平成4年度に完了した。
 事業は、北勢地域4市2町の農地7,300haに農業用水の補給と2市1町の水道用水及び2市の工業用水を供給する総合的な利水事業となっている。

事業の要旨

農業用水市町別受益面積・補給水量(配水計画

市町名受益面積補給水量(千m³/年)
水田水田
いなべ市藤原町27.1 20.047.1108.9116.9225.8
北勢町51.1 22.073.1201.5128.3329.8
員弁町178.6 12.7191.3503.274.1577.3
大安町44.8 0.044.8380.60.0380.6
301.6 54.7356.31,194.2319.31,513.5
東員町22.0 0.022.083.30.083.3
桑名市桑名市213.4 49.3262.7539.3285.7825.0
多度町273.2 51.3324.5224.5296.8521.3
486.6 100.6587.2763.8582.51,346.3
菰野町1,075.8 20.01,095.84,751.8129.44,881.2
四日市市四日市市1,280.4 771.72,052.17,676.83,667.011,343.8
楠町30.8 0.030.877.60.077.6
1,311.2 771.72,082.97,754.43,667.011,421.4
鈴鹿市2,212.8 955.03,167.85,487.24,416.49,903.6
合計5,410.0 1,902.07,312.020,034.79,114.629,149.3

水道用水市町別給水量

工業用水市町別給水量

市町名 給水量(m³/日)工水名 給水量(千m³)
菰野町 2,600 多度工水4,143
四日市市 41,800 鈴鹿工水1,977
鈴鹿市 6,600
51,000 6,120

あゆみ

昭和26年(1951)8月三重用水事業期成同盟会発足
10月 農林省木曽川水系総合農業水利調査事務所開設
三重用水調査開始
昭和39年(1964) 4月国営三重用水土地改良事業全体実施計画着手
昭和40年(1965)10月期成同盟会「広報三重用水」を発刊し、関係農家に事前説明
三重用水事業第1回発起人会開催
12月国営三重用水土地改良区着工地区として採択
昭和41年(1966)3月期成同盟会からの三重用水事業推進協議会改組
4月土地改良区事務局開設
8月三重用水土地改良区設立認可
10月農林省三重用水農業水利事務所開設
12月土地改良区設立第1回通常総代会開催
昭和46年(1971) 3月三重用水事業に関する事業実施計画認可
農林省から水資源開発公団へ事業承継、三重用水建設事務所発足
昭和47年(1972) 3月中里ダム着工(昭和52年3月完成)・幹線水路着工
昭和52年(1977) 6月宮川調整池着工(昭和55年3月完成)
昭和53年(1978) 3月事業実施計画(第1回計画変更)認可
加佐登調整池着工(昭和58年2月完成)
昭和58年(1983)1月員弁幹線水路着工(昭和61年3月完成)
6月幹線水路中里ダム・宮川ダム間完成
昭和59年(1984) 4月農業用水暫定通水開始(田口・菰野・県地区)
昭和61年(1986)3月打上調整池着工(平成元年7月完成)
菰野調整池着工(平成元年10月完成)
4月多度工業用水暫定通水開始
昭和63年(1988) 3月幹線水路宮川調整池から弓削分水口まで全線完成
平成2年(1990) 8月事業実施計画(第2回計画変更)認可
平成3年(1991) 4月水道用水暫定通水開始
平成5年(1993) 3月支線水路全線完成
三重用水施設に関する施設管理規程認可
4月水資源開発公団(現水資源機構)三重用水管理所発足
同公団総裁と三重用水土地改良区理事長で農業専用施設の管理に関する委託協定

管理施設

路線名 かんがい
面  積
最 大
通水量
延 長 構造及び管種・管径
員弁支線 530ha 1.06m³/s 9.4㎞ 管水路 DCΦ700~350
田口支線 100ha 0.16m³/s 1.4㎞ 管水路 VUΦ600
朝明支線 690ha 1.06m³/s 7.0㎞ 管水路 PCΦ800 DCΦ800~300 VUΦ450~250
竹谷支線 560ha 0.91m³/s 7.8km 管水路 PCΦ800 DCΦ700~400 VUΦ450~350
山田支線 220ha 0.59m³/s 11.3km 管水路 DCΦ800~250 鋼管Φ800 VM・VUΦ450~350
深溝支線 240ha 0.52m³/s 6.6km 管水路 PCΦ600~500 CDΦ400~250 VUΦ450~250
合計 2,340ha - 43.5km

水資源機構から受託の管理施設

路線名 かんがい
面  積
最 大
通水量
延 長 構造及び管種・管径
朝明用水路 920ha 1.68m³/s 9.4km 管水路 PCΦ1,000~800 FRPMΦ1,000
竹谷用水路 840ha 1.41m³/s 6.0㎞ 管水路 PCΦ900~800 FRPMΦ800
下大久保用水路 450ha 0.43m³/s 0.7㎞ 管水路 DCΦ700~600
鞠ヶ野用水路 390ha 0.34m³/s 2.2km 管水路 DCΦ600~500
鈴鹿用水路 1,690ha 3.26m³/s 4.3km 管水路 PCΦ1,650~700 FRPMΦ1,350
合計 4,290ha - 22.6km

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